idea factory from newspaper 2003 8 25
今週の注意事項(notabilia)
今週の注意事項は、長期金利と外国為替です。
株式市場については、特にありません。
上がりすぎたら下がるし、下がりすぎたら上がる。
株式市場については、この1週間、忘れていてもいいでしょう。
問題は、長期金利と外国為替です。
まず、外国為替についてですが、
円ドル相場、円ユーロ相場が要注意です。
円ドル相場は、第一のポイントが、117.16、
第二のポイントが、116.64、
この水準を超えれば、115.10です。
ともかく、まず最初に、今までのレンジ(120-117)で収まってくれるかがポイントです。
円ユーロ相場については、週足チャートに大きな陽線がでました。
明確にトレンドが変わった可能性があります。
手許の印刷された週足チャートでは、5月30日の142.22から、8月22日の130.36まで変化しました。
(22日23:57のデータでは、127.63と表示されます。)
円英ポンドも要注意です。
従来のレンジを抜ける可能性があります。
今週は要注意です。
円カナダドルは円ユーロ相場と同じような傾向です。
外国為替は、時として、株より変動幅が大きい時があります。
外国為替は、基本的に毎日、チェックが必要です。
次に、最も問題が、長期金利、債券相場です。
債券先物(10年物)のチャートでは、よくない形です。
今回の急落は、6月下旬の急落よりも、急落の角度が大きかった。
7月4日の137.76という下値を維持できずに、8月20日には、137.27となりました。
今のところ、下値のメドが見えない状態です。
さて、国債をどうやって消化していくか、これが大きな問題になる可能性があります。
本当は、株式市場と同じように、個人が国債を買っていくことがいいのでしょうが、
今のところ、個人にとって、国債は魅力ではありません。
何か、個人向けの国債に、オマケをつける必要があります。
玩具付きのお菓子が、大人にも売れていますからね。
それにしても、日銀は国債を持ちすぎです。
日銀の総資産で、あまりに国債の比率が高すぎる。
そういうわけで、日銀(8301)の株価が低迷しているのかもしれません。
日銀の株価、この株価対策が必要になるかもしれません。
日銀の資産の劣化が、進みました。
そもそも、日銀が国債を持っていることが、おかしいと考えるべきです。
しかし、国債の消化困難を考えれば、これも、仕方ないのか。
いつかは、日銀の財務の健全化を考えるべきです。